2019年01月31日

「安全で安心なまちづくり」の実現へ

『県民の安全意識調査』(新潟県警報告書:平成30年9月)によれば、新潟県の治安や県警察の印象等について、県民の7割以上が「良好」と評価している一方で、6割弱の方が「犯罪に遭う不安を感じることが多くなった」と回答しています。このことは、昨今の世相を反映した結果とも言えます。中でも、高齢者が被害者となる特殊詐欺や交通事故は高い割合を占めており、近年はネットを利用した通信販売や架空請求等々、消費者被害でも深刻な問題となっています。「安全で安心なまちづくり」は社会全体の最大の願いであることは言うまでもありません。
「安全で安心なまちづくり」の実現に向けて、警察はじめ行政機関、各自治体、企業、各種団体等が連携を強化して未然防止に取り組んでおりますが、被害事故が後を絶ちません。特に高齢者等の脆弱性に付け込んだ手口には強い憤りを感じます。地域社会に生きる者として未然防止に向けてできることに努めたいと思います。
 先日の「地域の見守りネットワーク推進講座」において学んだポイントは、①気づき ②声掛け ③つなぎ(全国消費生活相談員協会 吉岡八重子氏)ということです。また、つながるためには、◇具体的なテーマ・対象が必要 ◇成功体験を有する ◇興味関心を持つ人を引き込む(弁護士 川本真聖氏)というキーワードを得てきました。これらのポイントを行使するためにも重要なことは、常日頃から近隣とつながっているかどうかです。自身の現状に目を向けつつ無理なく自然体で「かかわって」いきたいと改めて思いました。               
 (副会長 津野敏江)
posted by 新潟県消費者協会 at 10:57| コラム | 更新情報をチェックする

2018年10月31日

徳島県消費者協会を訪問して

 徳島県消費者大学校大学院専門教育コースの受講生の皆さんに「繊維・繊維製品から考える環境問題」というテーマで話をする機会を得て、今年の9月25日に徳島県消費者協会を訪れた。
 世界的な環境問題として、これまで地球温暖化問題がクローズアップされてきたが、今年の前半頃から第二の地球環境問題としてマイクロプラスチックによる海洋汚染に関心が高まっている。繊維とプラスチックは同じ原料から異なる製造工程で作り出されたものが多く、私たちの身近なレジ袋の問題とも関係がある。もちろん,衣服の廃棄問題や洗たくに関連した環境問題も取り上げた。消費者問題として関心を持っていただきたいテーマであった。
 さらに他県の消費者協会の活動にも関心があった。徳島県は消費者行政に力を入れており、当日午後からの卒業式にも参加して、その一端を垣間見ることができた。県知事が3コース約70名の一人ひとりの卒業証書を読み上げ、写真撮影まで参加されて卒業生と歓談されておられる姿に、賢い消費者を育てる姿勢が感じられた。都道府県によって重点政策はもちろん異なるが、消費者協会の役割を考える有意義な機会を与えていただいた徳島県消費者協会に感謝したい。

副会長 菅井 清美
posted by 新潟県消費者協会 at 11:49| コラム | 更新情報をチェックする

2018年08月27日

進めよう消費者教育! 拡げよう消費者市民社会!

 8月10日(土)新潟ユニゾンプラザで行われた新潟県弁護士会主催のシンポジウムに参加しました。
柿野成美氏(消費者教育支援センター統括主任研究員)の基調講演、「消費者の行動で未来を変えよう」は、『誰かの犠牲によって作られた商品を買いたい人はいますか?』のインパクトがある言葉で始まりました。ファストファッションの製造ビルの崩壊、普段口にしているチョコレートのカカオがどういった状況で作られているのか、作る責任、使う責任、消費者教育の必要性、へと話が進みます。消費者市民社会の実現に向けて、①批判的思考力を磨く、②主張し行動する、③エシカルな視点で選択する、④みんなで力を合わせる、ことの重要性を話され、わかりやすく納得できる良い講演でした。
 高校教諭、生協理事、弁護士が加わってのパネルディスカッションでは、各々の取組の様子が紹介されました。悪質商法と消費者市民社会の関係が話題にあがり、批判的な思考力や多角的に情報を見る能力をつけることによって、目まぐるしく変わる悪質商法に対応できるとパネリスト達の意見は一致しました。
今後、新潟県消費者協会は振り込め詐欺やネット通販など身近な消費者被害防止のための取組を重ねると共に、消費者市民社会の形成のために先導的な役割を担う必要があると感じました。

常任理事 山崎和美
posted by 新潟県消費者協会 at 16:50| コラム | 更新情報をチェックする